太陽食品の麺のコスパが良い理由!1玉40円の麺はコスパも品質もハイレベル!なぜそんな事ができるのかを教えちゃいます | 1玉45円からの製麺所

太陽食品のハイコストパフォーマンスの秘密!
2019.10.31

『1玉45円からの製麺所』である我々太陽食品の製麺所ですが、この安さにはちゃんと理由があります。
安い材料を使ってるんじゃない?
添加物がヤバイんじゃ…?
手抜きで安くしてるなら嫌だけど。
こんなイメージがあるのなら、ぜひ心配せずに私たちの麺を使ってください!
コストパフォーマンスが良いのは、ちゃんとした理由があるんです。低価格だけどしっかり高品質な麺をつくってお届けする。それが私たちのモットーで長年お客様に選んでいただいてきた理由です。


製造ラインは機械&人のバランスが重要


私たちの製麺所では、1つの麺を製造する機械1つに対して基本的に3人の体制で製造工程をまかなっています。
製造マシーンを使えば、効率よく人の手だけで行うよりも格段に早く麺を作り出すことが可能です。
でも、機械だけに任せていたら常に同じ高品質な麺を作り出すことはできません。長年の経験で培ってきた人の目というのは、やっぱり必要です。
機械1台に対して3人というのは製麺のラインとしては少ない方で、一般的な製麺ラインと比べると2、3人は少ないと思います。実際に工場内を見学された方に「人が少ない感じがするね」「なんだか工場内がすっきりしてる気がする」と言われることもあるんです。
この3人体制は麺の製造ラインの要所要所で作業員が麺の状態をチェックできるように配置されています。

厚みや仕上がり、清掃は人の力で!


3人いる人員が何をチェックしているかというと、ミキサーで混ぜ合わせた麺の状態をチェックしたり厚みを確認したり、麺を切っていく段階で麺の細さを正確にする微調整するといった作業がメインです。

混ぜ合わせた麺の状態を確認

ミキサーで混ぜ合わせた状態が良いか・悪いか、いつもと同じか・同じじゃないかというのは、機械には判断できません。
混ぜ具合が足りないかな…これくらいで十分だな…という判断ができるのは、製麺所の作業員だけです。
工場内の温度や湿度は常に管理していますが、それでも天気や季節によって麺の状態は多少なりとも変化します。それをしっかりと見極めて状態によって調整するのが混ぜ合わせた後にまず人の手が入るポイントです。

正確な厚みを保って麺のカットを微調整

ミキサーで材料を混ぜ合わせてこねたものは、機械によって薄く伸ばされます。伸ばされて出来上がった物を『麺帯』と呼ぶのですが、これが本当に帯のように薄く長く伸ばされた形状になっています。
この麺帯を切り出すことで麺が出来上がるんです。
麺を常に同じに保つために、麺帯がいつも同じ厚さであることは必須です。そして切り出す時の太さも同じでなければいけません。
この『当たり前』のことが意外と難しく、機械に任せっきりではダメな部分なんです。
麺帯の厚みを確認して均一にし、切り出しした後の麺が同じになるように少しずつ微調整しています。
この厚みと切り出しの確認&調整は経験が物を言うので、製麺所内でも経験豊かな作業員が担当することが多いです。

最終チェックと袋詰め


私たち太陽食品の製麺所の1つの製造ラインには3人の作業員が付いているとお話ししましたが、
・ミキサーで材料を練り上げる場所
・麺帯を切り出す場所
にそれぞれの担当スタッフが配置され、最後の1人は1番最後の袋詰めの段階に配置されています。
ここは麺の重さや厚みを見ながら袋詰めをする最終段階です。
私たちの製麺所では1つの袋に4〜5玉を入れて出荷していますが、これは麺の品質を下げないようにするため。一袋にたくさんの麺を入れることもできるとしても、ぎゅうぎゅうに詰め込むことで麺の状態が劣化してしまうのを防ぐために一袋に入れる麺の玉数は4〜5玉にするのを徹底しています。

清掃は細かく丁寧に!

お客様のご依頼に応えるには麺の材料がそれぞれ違ってきます。
なので、1種類の麺を作った後には徹底した機械の清掃を行っています。
粉が違ったり添加物が違ったり加水率が違ったり色が違ったり…と麺の内容はそれぞれ違うので、前に製造していた麺の麺帯や粉などが付着していたら困ります。
麺はとても繊細で加水率が0.5%違えば、麺の変化に気づいてしまうほど材料や製法の影響を受けます。
だから清掃は毎回細かく丁寧に!をモットーに徹底して、朝・昼・晩と作る麺を変えるたびに行っています。

麺の試作はコンパクトに始めます!

PB麺の試作をする時、最初から800玉も作れるようなマシーンでは作りません。
まずは50玉くらいの少量の麺を作ることができるミキサーを使って麺をつくり、それを確認してOKが出たら通常サイズの機械を使って試作。
機械の大きさが変わると差が出ることもあるので、段階を踏んで麺のクオリティーや味、風味を確認しています。

試作はラーメン一杯の味まで確認!


PB麺を作るときはまずは小さいミキサー。それから普通サイズのミキサーに順を追って試作をするとお話ししましたが、試作は『麺だけ』をチェックして終わりではありません!

試作はとことん!追加料金はかかりません!

PB麺の試作は必ずしも一度で完了する訳ではありません。
試作した麺を確認して「ここをもっと変えたい」「なんか違う感じ…」となったら2回3回と試作を繰り返すことができます。
粉が変われば味や風味が変わりますし、コンマ数ミリ細さが変われば食感が変わります。加水率も1%、もっと言えば0.5%の違いで歯ごたえや食感、スープとの絡みも違ってくるんです。
なので試作はとことんやりましょう!試作に料金はかかりません。理想のPB麺を作るために私たちの製麺所では繰り返しの試作と試食に対応させていただきます。

試食会には担当がお店に伺います!

試作した麺の試食会をする時、担当させていただいているスタッフが伺うこともあります。
その場で一緒に試食をして感想を直に聞くことで、より深くお客様が麺に求めていることがわかると思っているんです。
そこで話したことやフィーリングに合わせて次の試作の内容を考えたり、ご提案したりしています。
電話だけでやり取りする事ももちろんできますが、実際に会ったり一緒に試食をしたり意見を聞いたりという関係を作って一緒にPB麺をつくるというのは大事にしたいといつも考えています。

最後はラーメン一杯を食べて確認!

試作した麺を試食する時は、とにかく麺に注目して仕上がりの風味や形状、食感などを確認すると思います。
ですが麺は最終的にラーメンの一部としてお店に食べにくるエンドユーザーのお客様の口に入る訳です。
なので麺だけ食べて美味しい。スープと合わせて食べて美味しい。で出来上がりにするのではなく、トッピングやタレなどを含めた一杯のラーメンを食べて麺の良し悪しを決めてもらえたらと思っています。
ラーメンを食べにくるお客さんはちょっとした変化や違いをしっかりと感じ取ります。特に今はラーメンを食べるお客さんの舌が肥えているので、ラーメンの麺と他のパーツが一緒になった総合的な美味しさが何より大切。
麺にとことんこだわった上で、最終的に食べるお客さんが「美味しい!」と思って食べてもらえるお客さん目線を持つ事も大事ではないでしょうか。

コスパの秘密は少人数&送料にある!


私たちの製麺所が打ち出す『1玉45円〜の麺』は、製麺所内の人員が少人数であることや多くのNB麺を取り揃えていることなど様々な要因でコストダウンを実現しています。
麺の価格は使用する粉の違いなど材料によって1円2円変化しますが、それでも他の製麺所さんよりも少しでも安く麺をご提供できるように努力しています。
そしてもうひとつ、コスト面で大事になるのが送料です。配送料は年々上がっていきますし、送料は麺の仕入れの時に地味に響いてきますよね。
そんな配送料の削減を叶えられているからこそ、高いコストパフォーマンスを実現しています。

人員削減で人件費がダウン

太陽食品の製麺所は他の製麺所さんと比べて人員が少ないとご紹介しました。この<人員が少ない=人件費削減の実現>というのは、麺の価格を下げることができる理由の1つです。
手を抜いたり無理やり人手を減らしている訳ではなく、機会を使って効率的に製造しています。そこに人の力を合わせることで高いクオリティーを保ったまま麺の価格を下げるのに一役買っています。

NB麺を生かしてコストダウン

私たちの製麺所は400種類以上のNB商品を持っています。そのNB麺をPB麺の製造にうまく使うことで、コストパフォーマンスを上げることができます。
PB麺は粉の選定や配合、加水率や製法、厚みや太さの調整などを1から行う他に、NB商品を改良して作り出す事もできます。
例えばNB麺①を試食して「もっともっちりした麺がいいな」「細くしたいな」という希望に合わせてNB麺を改変してPB麺を完成させる事ができます。
これの何がいいかというと、NB商品はもともと粉などの材料を一定量仕入れているので材料の仕入れにかかるコストを抑えることができます。
それから既に加水率や麺の切り出しが完成されているので、その完成物を変化させれば安定した味や風味を出すことができるというのも良いところだと思います。
特別にこだわった材料を使うとやはり麺の価格が上がるので、製麺所で既に仕入れている材料を使ったりNB麺を改良するのはコストパフォーマンスを上げるために有効な手段です。

低価格の配送料は地味に嬉しいポイント

麺を発注したらその度に送料がかかりますよね。この送料が一玉あたりの麺の価格に地味に影響してきます。
太陽食品は愛知県内から一部周辺地域には自社配送を行っていて、これが配送料の削減の一因になっています。
我々の本社は愛知県にあり、主にそこにある3つの工場から麺を発送しています。一部で自社配送対象外の地域もありますが、定休日の水・日曜日と年末年始以外は基本的に毎日発送です。
自社配送対応以外の場所への配送は、ヤマト便で行っています。ヤマトさんとは長年のお付き合いもあり、宅急便の価格も他よりも低価格に抑えていただくことができています。
東京・大阪・愛知から日本全国への配送に対応できるようにしています。ただ、配送に関しては地域や配送経路によって変化するので、まずはお問い合わせ頂ければと思います!