NB麺って何?400種類以上のNB麺とPB麺の違い
2019.10.30

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企業や店舗で商品に関わる人の間で『NB』『PB』という言葉はすっかり馴染んでいると思います。
私たち太陽食品の製麺所でもNBの麺・PBの麺とそれぞれご相談やご注文頂きますし、『NB麺』『PB麺』というのがお問い合わせや商談の中で自然と使われています。
さて、ここではこのNB麺・PB麺という2つのジャンルの商品について、製麺所の場合はどんな違いがあるのか?どちらを使うのが適しているのか?
という辺りをご説明したいと思います。
NB麺とPB麺のメリットとデメリットのご紹介です!


NB麺とPB麺の違いとは?


そもそもNBとPBの違いは何なのか?ということまで遡りますが

PB:プライベートブランド
企画・開発を含め自社で行ない、自社のマークをつけて独占販売できる
NB:ナショナルブランド
企画・開発などをメーカーで行い、各メーカーの名前やマークで販売される
メーカーが小売店に卸している商品

というのが両者の特徴です。
コンビニや大手のスーパーで売られているオリジナルブランドの商品がPBに該当します。

ただ、それらのオリジナルブランド商品やメーカーのNB商品と製麺所の麺だと少し捉え方が変わります。
一般的にPB商品は大量注文と大量生産によって商品の単価を下げられるというメリットを持っていることがほとんどです。
間に卸業者や小売を入れることなく製造から店頭に並ぶまでの流通が可能なのもコスト面でPB商品にメリットがあるポイントだと思います。
しかし麺に関しては『PBで依頼する=コストが下がる』という構図にはなりにくいんです。
なぜならオリジナルのPB麺を作る場合、麺に使う材料などにこだわりを持って作ることが多いから。
NB商品と比べて粉などの材料にこだわった麺を作るのであれば、材料費が必然的に上がるというのが製麺所でのPB麺づくりの特徴になります。

製麺所に限らずですが、飲食店などで「オリジナルの〇〇を作る」という場合はPB(OEM)で作る場合に原価が上がるのが一般的ですね。

NB麺は製麺所のオリジナル商品


NB麺は製麺所のオリジナル商品で、麺のサンプルを使って「これいいな!これにしよう!」と決めていただければ開発期間など無くすぐにご用意して発送することができます。
太陽食品の製麺所では400種類以上のNB麺をご用意していて、加水も形状も太さも様々です。
そしてNB麺は1つ1つの製麺所によって種類も数も異なります。使っている粉の種類や切り出す太さなどによって麺は変わるので、それぞれの製麺所によって扱う麺が変化します。

NB麺のメリットはコスパと納品速度!

NB麺は製麺所で長く・頻繁に製造されているケースが多いです。
普段から一定して作られている麺は材料の仕入れの量も一定なので、その分材料費のコストを抑えることも可能になります。
また、一度に多くの量を製麺することで麺の切れ端として捨てる部分が少なくなるので、ロスが無くなりコストパフォーマンスを上げることもできるんです。
そういった面から製麺所のNB麺はコストパフォーマンスに優れている側面があります。

NB麺の需要と発注の流れ

PB麺を作る場合、ご希望の材料や形状、太さ、用途などを伺いながら試作をして麺を開発します。
自分が欲しい、希望通りの麺を作ることができるのがPB麺やOEM製造の良いところですが、試作を何度か繰り返すことになるのでどうしても時間は必要になります。
その点でNB麺は既に完成された材料や配合で製麺することができるので、最初の納品までの時間が短くて済みます。
「早く欲しい!」という場合にはNB麺はとても役に立つ存在ではないでしょうか。
弊社には「限定メニューでラーメンをやりたいので魚介のスープに合う細麺を1日100玉欲しい。できるだけ早く仕入れたい」というようなご相談が入ることもあります。
こういった場合はスープやタレ、トッピング等について電話でお話を伺った後、それに合うような麺をいくつかサンプルでお出しして決めて頂くという流れになります。
NB麺を使えばこういったご相談にも素早く対応することが可能です。
目的に合わせて、ベストな麺選びをお手伝い&ご提供するのも私たち製麺所の大事な仕事だと思っています!

PB麺はお客様のオリジナル商品


PB麺はオリジナルでお客様(お店)専用に開発した麺です。
麺に使う粉や水などの材料に始まり、加水率や形状、太さや色など希望に合わせて製麺所で開発・製造します。
使用する粉にこだわりがある場合はその粉の価格や取引量によって一玉当たりの価格が上がることになりますが、麺にこだわりを持っていらっしゃるお店やオーナーさんはとても多いです。
食感や弾力にこだわれば加水率や製法が変わり、ストレート・縮れ・平などの形状と麺の太さを組み合わせて出来上がる麺はどれも全く違う特徴を持つものになります。
麺にもしっかりこだわりたい、という場合にPB麺はとてもおすすめです。

PB麺のメリットはオリジナリティー!

NB麺のメリットがコスト面と納品までの期間だとすると、PB麺のメリットは自分だけのオリジナルの麺を作る事ができるという点が大きいと思います。
麺に使う粉や添加物などの素材はもちろんですが、ほんの1%の加水率の変化で麺は劇的に変わっていきます。
なので、素材・歯ごたえ・もっちりかん・太さ・形状・色など多くの部分にこだわって独自の麺を使いたい場合はPB麺がピッタリです。
太陽食品の製麺所ではヒアリングをした後で試作を行い、試食をしながらPB麺を完成させます。
麺だけを食べて判断するのではなく、実際にラーメンを一杯作って食べた時にスープやタレ、トッピングから麺が浮いてしまっていないか?という全体の調和まで考えてPB麺づくりをお手伝いしています。

太陽食品製麺所のNB麺は400種類以上!


私たちの製麺所には400種類以上のNB麺があります。
1つの生地でも数十パターンの細に切り出す事ができますし、ストレートだけでなく縮れ麺にも平打ち麺にも対応する事ができます。
加水率の違う麺、たまご麺、全粒粉を使った麺、もっちりした麺、さらに家系向けの麺、味噌ラーメン向けの麺、つけ麺用…など豊富な種類の生地や麺を取り扱っているので、用途に合った麺や欲しいものに似ている麺が見つかるかと思います。
NB麺で良いものが見つかれば使っていただければ嬉しいですし、PB麺も検討中であればNB麺のサンプルで確認してから「もう少し細くしたい」「もう少し歯ごたえが欲しい」という風に理想の麺に寄せていくお手伝いができればと思います。

低価格&ハイクオリティなPB麺が叶う!

PB麺としてオリジナルの麺を作る場合、大きく分けると2つのやり方で麺の開発を行うことができます。

1、全て細かく調整
まず1つは、1つ1つを0の状態から細かく調整してPB麺を作る方法です。
粉は何を使おうか?加水はどれくらいがいいか複数検討しようか?製法はどうしようか?配合は?時間は?太さは?…と、それぞれを1からすり合わせてPB麺を開発します。

2、NB麺から理想に寄せていく
もう1つは既存のNB麺を元にしてPB麺を作る方法です。
1つのNB麺の配合や製法を見ながら、もう少し堅くしよう。じゃあ加水を減らしてみよう。もう少し細くしたいな。…といった感じで理想の麺を作ります。

太陽食品の製麺所で作るPB麺は【2】の方法でPB麺をご提供しています。
NB麺で使っている生地よりも、もう少しもっちりさせたい。でもたまご感は落としたい…だとか、麺の太さは変えたくないけどつるっとした食感がいい…といった具体的なイメージを最初に持ってPB麺の開発ができるんです。

NB麺を元にするとコスパが上がる!?


オリジナルのPB商品を開発して使うにはそれなりにコストがかかりますが、NB麺を元にオリジナルの麺を作る場合は材料費の部分でコストカットができる可能性が上がります。
コストを下げるために材料のクオリティーを落として材料費を削ったり、安く製造できる方法を探したりするとコストと同時に品質を下げてしまうこともありますが、そもそもNB麺としてラインナップされている商品を改良するのなら安定した材料を使用できる事が確約されています。
なので、既に製麺所でNB商品を作るために仕入れ続けている材料を活用するのはコストパフォーマンスを上げるために有効な方法です。

コスパを上げながらクオリティーも保てる!

一玉あたりの値段が安くなると、品質も下がるのでは?と不安に思っている方!その点は心配しなくても大丈夫です!
太陽食品の製麺所の麺がなぜ他の製麺所さんよりも安く提供できるのかというと、それは効率的な製造をしているからです。製麺に関わる人員を減らす事で、人件費が下がります。
機械を導入して人の手がかかっていた部分の手順を適度に減らす事で製麺所で作業する人数を減らすことができています。

機械の能力と人の目を使って高品質低価格を実現!


『製麺所内の人員を減らす=機械に任せっきり』というわけではありません。
機械はあくまで機械的に麺を製造しますが、麺は気温や湿度、天気や材料によって日々変化するのでいつも同じクオリティーの麺を作るためには人の力が必要になります。
経験豊富なスタッフが要所要所で麺の状態を確認しながら作っているからこそ、低価格なのに品質の高い麺を作り続けることができます。
機械にはできないことは人の経験やスキルでカバーし、人の手が無くても正確に行うことのできる作業は機械に任せる。
この人と機械のバランスのとれた製造ラインによって、お客様の手に渡る麺の価格をさげています。

NB麺とPB麺にはそれぞれの利点がある!

NB麺とPB麺のメリット・デメリットについて、いかがでしたか?
オリジナリティや効率、コストパフォーマンスなど様々な面でそれぞれの良いところがあります。
私たちの製麺所には「今使っている麺をもっと安く作って欲しい」「すぐに欲しいから、スープに合う即納品できる麺が欲しい」といった両極端なご相談を日々いただいていますが、どちらにも対応できるのが太陽食品の強みでもあります。
麺のことでお悩みがあれば是非お問い合わせください!
お電話、訪問などご都合に合わせて対応させていただきます。